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2010年5月

なぜ、生きていくのか??

「 なぜ、生きていくのか??」 

 

 

「水戸黄門、由美かおる。の後釜に雛形あきこ。というニュースが 

流れる梅雨入り宣言直後の渋谷。 

 

  

電車で移動中から雲いきが怪しい・・。 

 

  

駅前におり空を見るとさらに曇ってきた。 

 

 

いつもの様にイスを置き、「話聞きます」看板を出すと、 

 

不意に斜め後ろから聞き覚えのある声が 

 

 

「お久しぶりです。まだ・・「お話ききます。」続けてたんですね。」 

 

 

聞き覚えのあるこの声の主は・・3年前からたまにお話にくる女のコ。 

 

初めてきた時18歳くらいだったような・・。 

 

 

 「私の事 覚えてくれてました?? 

うれしいなァ・・私人見知りだし・・友達少ないから・・。」 

 

 

このコ初めてきた時から話をする時ずっと目をそらさないで話をするので 

少し印象深く記憶に残っている・・。 

 

 

初めてきた時は学校の友達となじめなくて悩んでいた・・。 

 

 

華奢で強く掴んだら折れそうな左腕の肘まで 

 

無数のリストカットの跡があったのを 

 

初対面の僕にみせながら話してた記憶がある。 

 

 

「私 雨がすきなんです。雨がふりそうになると出不精なんだけど 

・・外に出たくなって・・

  

 

ほら。雨が降ると虹がたまにでるじゃないですか★ 

綺麗なんだけど・・すぐ消えてしまう虹。虹の向こうには 

 

・・空があって・・その向こうに 

 

 

天国があって・・天国に早くいきたいなァ」 

 

・・いつもの事だが・・このコの話は少し飛ぶ。 

 

 

そして このコの口癖は「天国にいきたい。」 

 

 

リストカットも天国に行きたくて繰り返したらしい。 

 

 

3年前から何か辛い事があると話にきていた彼女

  

 

・・今回は何があったんだろう?。 

  

「もう今 楽しい事とかなくなってきて・・早く天国に行きたい。

  

 

1人じゃ怖いから一緒に天国に行く人を探してるんだ・・。」

  

 

アミという彼女は 少しの沈黙の後。 

 

 

言葉を続ける。

 

 

アミ「お兄さんは 何をしてる時が1番、楽しいの?? 

 

奥さんといる時??  好きな音楽を聞いてる時?? 

 

 

私は・・・生きていても何も。

   

もう、★楽しい★て感じる時がないの。。 

  

誰かと一緒にいたい★とも思わない・・。 

 

 

どこか、外国に行きたいとも思わない・・。 

 

 

ねェ。 人間てなんで 生きていかなきゃ

  

 

ダメなのかな??」 

 

 

僕「・・・・。」 

 

 

彼女の質問に何の答も出せないまま・・・。

 

 

彼女の話を、ただただ聞き続けた。 

 

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感動の多い 代理店

         「感動の多い代理店。」 

「社民党。党首罷免で連立離脱へ調整。」・・というニュースが 

駅前の電光掲示盤に流れる6月の渋谷。 

 

 

夏至も過ぎ、夜7時をすぎているのにまだまだ夕方並みに明るい。 

 

 

いつものように看板を出し、話しにくる人を待ちながら駅前を通る 

人達を観察する。 

 

 

今さらながら渋谷の駅前は本当に色んな人達がいるなァ。 

イメージ的には「若者の街」みたいな感じがあるけど、 

 

 

おじさんもいればOLもいれば 

塾帰りの小学生もいる。 

 

・・なんて考えていると小さい子供連れの男性が僕の前にいた。 

 

 

・・年は30代後半位だろうか。 

 

 「あなたが「聞き屋」さんですか??」  

 

どう答えようか?(聞き屋はマスコミが考えた僕の通称だ) 

 

 

迷ってる間に「あなたの事を新聞かTVか何かで見ました。 

 

何か人の話を聞くのがスキで色んな人の話をきいてるそうで 

 

・・悩みや愚痴をきいて何か、あなたは 

アドバイスや答えをだしてくれるんですか??

 

 

それより、何のアドバイスもできない僕に、

 

話しかけてきたこの男性は広告代理店に勤める38歳。 

 

 

一緒にいるカワイイ女のコは5歳の実果ちゃん。 

 

 

「このコが生まれてすぐ、妻は病気で先だちまして、 

 

 

去年まではお袋に子育てを任せてたんですが・・ 

お袋も年で腰を悪くして、今年から 

 

 

俺が1人で母親と父親をやらなくちゃいけなくなって・・」 

 

 

 女性の人でも育児は大変だというのに・・仕事しながらだと

 

2、3倍キツイんじゃないだろうか・・。 

 

 

「このコ、すごくエラくてほとんど泣かないんですよ。

 

・・1番母親が必要な時に母親をなくして、寂しかったり 

するハズなんですが・・ 

 

ココにくる途中、軽く転んだんですが・・ 

 

 

それでも我慢して泣かないんですよね」 

 

僕「実果ちゃん転んでも泣かなかったんだァ・・エライね」

 

・・少し擦りむいた足をブラブラさせながら 

 

 

実果「おばあちゃんが「実果が泣いたら・・パパ、ぐっすり眠れないから

 

 ・・泣いちゃダメ」っていっつも言ってた。」 

 

 

高い声でハキハキ話す娘の言葉にパパの方が感動している。 

 

 

「やっぱりこの年のコには母親は必要だし、 

再婚した方がイイですかね?」

 

・・ママが必要なのはどっちなのだろうか・・。 

 

と考えながら僕はこの男性の 

 

話をただただ 聞き続けた。 

 

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