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2009年12月

夢があるパパ

夢があるパパ
僕が週末、東京でやっている「お話ききます」には。

本当に色んな人がくる。この不況の中、派遣切りをされて、
住所もなく、施設で年を越す人。

逆にクリスマス、年越し、と家族と暖かいコタツに入って過ごす人etc。

この時期、さすがに路上は寒く、「お話ききます」にくる人も寒いので、

六本木はミッドタウンの地下のカフェで「お話ききます」をしている★

クリスマスは2週間先なのに、クリスマスのイルミネーションでチカチカの六本木。

大江戸線の駅から ミッドタウン地下もかなり光っている。

そんな光景を横目に
僕の前で「お話」をするのは 33歳 主婦の立花さん(仮名)と長男の大地くん、7歳。

立花「うちの主人、銀座でJazzのピアノ弾きをやってるんですが…この子が…。ピアノに全く興味を示さないんです」

と心配してる親の気持ちを知らずに 大地くんはコ〜ラを啜る。

立花さんの旦那さんは3歳からピアノを始め、

音大を卒業後、クラシックより仕事があるJazzのピアノ弾きになったそうだ。

立花「うちの主人の父もサックス奏者で…大地はお爺ちゃんコなので、

Jazzには興味を示すんですが…ピアノが嫌いみたいで、

主人が教えようとするんですが…なかなかやりたがらなくて…」

7歳からJazzの 英才教育かぁ…

19歳からピアノ始めた 僕からしたら かなり羨ましいけど…
TVでEXILEとか、かかってる平成生まれに

7歳にJazzは難しいだろうなぁ。

立花「それに、主人は基本的に仕事が夜なものですから…

小さい時から昼間はピアノの練習かスタジオ、

夜は仕事で…ろくに遊んであげられなくて…」

大地くん「…だって、お父さん、キャッチボ〜ルしてくれないんだもん」

…立花さんの話によると、大地くんは

ピアノより野球の方が好きなようだ。

立花「…そうなんです。うちの主人。手の指が命の仕事ですから…。

日曜大工も 釘や トンカチが危険なので 私がやるんです。

まして。キャッチボ〜ルなんて。」

立花「ただ、お爺ちゃんが Jazzについて、★素敵な音楽だ★

とか、ほら、70代の方って、やっぱり、
戦後の高度成長期に生きてるから、

アメリカとかJazzに憧れがあるじゃないですか。

お爺ちゃんも サックス奏者だし。」

大地くん「お爺ちゃんが★楽器が弾けたら世界中、どこでも
旅して生きていけるんだって。そして、
言葉がわからなくても

世界中の人と仲良しになれるんだって。」

大人がなくしてしまった、

キラキラした気持ちが溢れる目で語る

大地くん。

どこに。こんな純粋な言葉に感動する気持ちを置き忘れてきたのか…。

大地くん「おじいちゃんが★夢のある音楽をいろんな人に聞かせている。

お父さんは★夢のある人★なんだって」
たどたどしい言葉で
パパについて語る
大地くんを見守る
立花さん。

僕「パパの事を★夢のある人★なんて言えるなんて、

すごい素敵な7歳じゃないですか♪

野球好きなら、

好きな事やらして
あげたらイイんじゃないですか。

そのうちに。音楽に目覚めるかも知れないし」

立花「そうですねぇ。…まだ7歳ですからねぇ。…ありがとうございました」

と お母さんと 手をつないで

帰る。大地くんの

スキップはかなり
リズミカルに見えた。

枚方バンダム公式HP
http://iinen.com/

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